ANAグループの株式会社エアージャパンは8日、新たに第3ブランドとして準備を進めている中距離国際線の新ブランドの名称を「AirJapan」に決定したと発表しました。2023年下期にアジアやオセアニア路線の開設を計画しています。

【公式サイト】エアージャパン

　新ブランドのコンセプトは「Fly Thoughtful」で、Thoughtful は、気遣いや思いやり、やさしさを意味する言葉で、すべてにやさしいエアラインとして、日本らしい発想と品質で全く新しい空の旅を作り出すことを目指しています。

Air Japan ロゴデザイン
　ブランドロゴはシンプルに「Air Japan」に決定。ロゴの「r」と「J」の部分をモチーフに、手と手が織り成すやさしさをイメージ。ブランドカラーには、日本の伝統色である「藍色」と「曙色」の2色を採用。藍色は日本の伝統工芸である藍染を、曙色は春の日の出を表現している。

　就航路線は、成田空港を拠点に所要時間4時間以上のアジアやオセアニア路線の開設を目指しており、4時間以内の短距離の路線についても機材稼働率向上のため検討中とのこと。

Air Japan 機体デザイン（モデルプレーン）
　機材はボーイング787-8型機で、ANAが運用している国際線機材を改修して導入する。座席クラスは現時点で1クラスか否かは未発表で、座席数は約300席程度を見込む。機体の尾翼に、ブランドカラーの「藍色」と「曙色」、そして「r」と「J」のロゴデザインを反映しています。

　AirJapanは計画当初、「中距離LCC」として発表されていましたが、LCCのお手軽な運賃を提供しつつ、今後発表される多彩なオプションを組み合わせることによってフルサービス品質を提供するという、LCCとフルサービスの双方の良いところを組み合わせたサービス体系を予定している。