きょう9月7日から、いよいよ帰国前コロナ検査が条件付き免除になります。これはその1週間前の、まだ帰国前検査が必要だったころの搭乗レポートです。
こんにちは。LCCjpの中の人です。気が付いたら水際じゃなくなってました。以後は筆者って言います。
先の搭乗レポート
①往路編 で、シンガポールに到着しました。今回のレポートはその帰り、日本に帰国する ②復路編です。
搭乗した便2022年8月31日(水)
スクート (SCOOT) TR808便
シンガポール 01:10 - 東京(成田) 08:55
所要時間 6時間45分
使用機材 ボーイング787ドリームライナー
シンガポールからの帰国はスクートの深夜便
8月31日 18:30
シンガポール・チャンギ国際空港 第1ターミナルにやってきました。スクートのシンガポール-東京(成田)線 TR808便で帰国します。
シンガポール空港 第1ターミナル 出発案内板 シンガポールの空港は夜が本番らしく、出発案内板を見ると5~10分刻みで発着している便数に圧倒されます。
19時頃~翌9時頃までに63便。うち、スクート18便(ペナン、ベルリン、ハイデラバード、ティルチラパリ、シドニー、メルボルン、スラバヤ、チェンマイ、バンコク、ホーチミン、バリ、済州、香港、天津、成田)、エミレーツ6便、エアアジア5便、カンタス5便など。スクートがかなり勢いづいて復便しています。
出発前は JEWELを楽しもう。
TR808便のチェックイン開始まで3時間以上あるため、第1ターミナル隣接の商業施設「JEWEL」でショッピングしたり、食事をしたりしながら過ごします。
人工滝「RainVortex(レイン・ボルテックス)」は、夜は30分ごとに幻想的なイルミネーションで演出します。
Rain Vortex のイルミネーション
「ポケモンセンター シンガポール」(JEWEL 4F)では、シンガポール限定のパイロットピカチュウやCAピカチュウを販売しています。ピカチュウジェットTRに乗ってシンガポールに来たら、ぜひ連れて帰りたいアイテムです。
ポケモンセンターシンガポール JEWEL 4Fシンガポール限定品ピカチュウシンガポール限定品ピカチュウシンガポール限定品ピカチュウ
フードコート「food republic 大食代」(JEWEL B2F)は、屋台村のスタイルで、シンガポール、日本、台湾、韓国、中国、インドネシアなどの各国料理が手軽に楽しめます。
food republic 大食代Nasi Ambeng (ナシアンベン/インドネシア)
22:10
チェックイン開始時刻になりました。まずは、ドキュメントチェックで、パスポート、搭乗券、日本で取得した陰性証明書をスマホの画面で見せ、次にカウンターでチェックイン完了。
出国審査は自動化ゲートで、パスポートのスキャンと顔認証でものの1分で通過できました。
スクートチェックインカウンター前のドキュメントチェック 出国審査の後、営業しているショップが少ないのと、各ゲートが混雑しているため、ベンチ難民になりやすい。また、ゲート前で保安検査をする方式なので、機内に持ち込もうとドリンクを買い込むと廃棄させられるので注意が必要です。(スクートは持ち込みによる機内飲食は不可)
シンガポール 第1ターミナルマップ
TR808便 搭乗開始
00:45
TR808便の搭乗開始とともに行列ができる。20分ほどかかって搭乗完了。
SCOOT TR808便 搭乗開始01:07 バコンとドア閉めるや否や、ユラッと動く機体。手際良くプッシュバックが始まって出発です。
サイレントゾーン 今回の席は深夜便ということもあり、追加料金を支払ってサイレントゾーンにアップグレードしました。
エコノミーと比べて、ヘッドレストが可動式であることと、足元が8cmほど広くなっています。また、サイレントゾーンは12歳以上でないと利用できない、つまり、赤ちゃんお断りエリアです。
しかし。
夜泣きする赤ちゃん(イメージ) 出発前から機内後方から響く赤ん坊の泣き声。
己の全存在を賭けた生命の嘶き「
あ゛ー!」は、閉鎖空間の機内ではゾーン分けなどあってなきが如き。サイレントとは、オプションとは。
赤ん坊を疎ましく思う気持ちを抑えるため、こういうとき筆者は、
「この方は将来の銀河皇帝かも知れない」
と思って、静かに見守ることにしています。舌打ちするような輩はきっと
粛清されることでしょう。
40分ほどで沈黙しましたので、サイレントになりました。
おやすみなさいませ、皇帝陛下。
出発→就寝タイム→機内サービス→到着の順
出発時刻がすでに深夜1時すぎということもあり、離陸後そのまま就寝タイムになりました。
プリオーダーの機内食は日本到着2時間前に提供されるとアナウンスが入り、個別のオーダーの受付が開始されました。
あんまりおいしくないココウォーター 機内ポータルから注文したドリンクと、ダウンロードしておいた動画を見ながら夜のフライトを楽しみます。3時間分見たところまでの記憶しかありません。Zzz..
シンガポール発限定の機内食
07:55 (日本時間)
日本到着の2時間前、プリオーダー分の機内食の提供が始まりました。
スクート 機内食 ラクサ(プリオーダー) こちらが「
ラクサ」です。プリオーダー分はチョコクッキーとミネラルウォーターがサービスでついてきます。
ラクサはシンガポールのご当地グルメで、ココナッツミルクに干しエビなどの風味が香るスパイシーなヌードルです。
このメニューはシンガポール発のプリオーダーのみで受け付けていて、成田発では食べることができません。
スクート 機内食 ラクサ 見た目もかわいいランチボックススタイル。フタを開けると、ココナッツのほんのり甘い香りに、食欲をそそるスパイス、そして香草の香りが漂います。麺はややプリっとした感じ。
スクート 機内食 ラクサ 機内なので汁気はないのかと思いきや、ヒタヒタと全体に行き渡るくらいの汁気はあります。では、いただいてみましょう。
うまいっ!
厚揚げも味が染みてて、エビもいっぱい入ってる。もっとスープがあったら、全部飲み干してしまうくらい好き。
もうすぐ日本に着いてしまうけど、まだシンガポールは続いています。機内食って本当にすばらしい。
おいしかった。ごちそうさまでした。
スクートの「
ラクサ」、おすすめです!
シンガポール出発便でしか食べられないのでプリオーダー(事前予約)してください。
スクート TR808便 もうすぐ成田に到着
08:20
機内ポータル scoothub も接続終了となり、着陸態勢へ。
787機内 到着前イルミネーション
09:15
定刻から20分ほど遅れて、成田空港に到着しました。
スクート TR808便 成田に到着
最後は検疫、入国、税関です。
成田1タミ 検疫でたくさん歩かされる 降機してからは、MySOSの青画面を片手に、ターミナル内を延々歩き、ラウンジをつぶしてぶち抜いて無理くり作った隠し通路みたいな動線を通って、30分ほどで全ての行程を終え、無事に日本に帰ってくることが出来ました。
9月7日からは、帰国前コロナ検査は不要になるので、もっと海外旅行が楽に行けるようになります。面倒くさかった検査も、ひとつの思い出となりました。
スクートは台北線もかなり便利に利用していましたので、もっと自由に往来できる日を待ち望んでいます。
次はどこにいこうかな。
(おわり)