観光庁は16日、国内旅行の需要を喚起する「Go Toトラベル」事業の公募内容を発表、その公示資料からキャンペーンの全体像が明らかになりました。早ければ8月上旬からの実施となります。
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観光庁
Go To トラベル 簡単にまとめると
・国内旅行限定で8月上旬から来年3月まで(財源尽きるまで)
・最大50%割引、何連泊でも何回でも無制限
・宿泊のみ、宿泊セットプラン、日帰りセットプランが対象
(クルーズ/夜行フェリー/寝台列車も対象)
国内旅行が最大半額還元、しかも回数制限なし
観光庁 GoToトラベル 資料1
「Go To トラベル」事業の支援対象は「国内旅行」のみで、海外旅行は対象外。国内旅行に対して、日帰り旅行を含む旅行代金の1/2相当額を還元する。1人1泊あたり2万円を上限とし、連泊の制限はない。日帰り旅行は1万円を上限とする。いずれのケースも利用回数の制限はない。
還元内容のうち、7割程度が旅行代金の割引、残る3割程度は旅行先で使える地域共通クーポンとして還元される。
例として、1泊4万円の高級宿を2泊3日・2名で利用した場合、総額16万円のうち、還元総額は8万円、うち、7割の5万6千円が旅行代金の割引に、3割の2万4千円が地域共通クーポンとなり、最終的な実質負担額が半額になるという仕組み。
観光庁 GoToトラベル 資料3
宿泊と交通機関のセットプラン(ツアー商品)や、クルーズ船、夜行フェリー、寝台列車も"宿泊相当"として割引対象になる一方、宿泊設備ではなく"
座席のみ"となる交通機関は除外されている。
LCCなど航空機の深夜便や、夜行バスなどは、宿泊に相当する状況になるが"
座席のみ"であるため、単体で利用した場合は対象外となるようです。
日帰り旅行もセットプランで還元対象
観光庁 GoToトラベル 資料4
日帰り旅行の場合、往復の乗車券と旅行先での消費(食事やアクティビティ)とのセットプランが還元対象になる。
往復乗車券の例として、鉄道、航空機、船舶、高速バス、高速道路周遊パス、地域周遊パスが挙げられ、旅行先での消費の例として、日帰り温泉利用、体験型アクティビティ、ランチ利用、うどん店めぐり券などが挙げられている。
地域共通クーポン
観光庁 GoToトラベル 資料5
「地域共通クーポン」の配布イメージとして、紙媒体と電子媒体の2パターンが想定されている。
利用対象となる施設・サービスには、飲食店、土産物店、温泉や遊園地・水族館などの観光施設、遊覧船やローカル鉄道、タクシーなどが挙げられている。クーポンへの参加事業者は今後、参加登録を呼び掛けるため、現時点で決定している施設はない。
観光庁 GoToトラベル 資料2
観光庁 GoToトラベル 資料6
観光庁 GoToトラベル 資料7